ここ最近、ぼくの頭を悩ませていた素朴な疑問「なぜ株価は上下するのか?」
あなたはこの理由が説明できますか?
ググっても腑に落ちる答えが見つからず、自分の頭でよく考えてみたら、簡単な理屈でした。
この記事では、小学生にもわかるように簡単に、株価が上下する理由を説明します。
結論「配当がもらえるから」
いや〜、すっきりしましたね。結論はこれです。配当。
極論すれば、みんな配当がもらえるから株を買うんです。
「いやいや、ちょっと待て。無配当の株もあるじゃないか」という声が聞こえてきそうですね。
そうですね。いい意見です。
iPhoneで有名なアップルも昔は無配当だったし、アマゾンやグーグルなんかは未だに無配当ですし。
それでも、アマゾンやグーグルみたいな無配当の株でも、なぜか買う人はいるんですよ。
答えを言ってしまうと、これは、「今は無配当でも、将来、配当がもらえるかもしれないから」という期待を込めて買ってるんです。
もう、これしかありえません。(もし違ってたらコメントで指摘いただけるとうれしいです)
もし、「今年から、全企業の株の配当は廃止されました。未来永劫、配当は出ません。それでもよければ株を買ってください」というような法律が制定されたとしたら、それこそ株式市場というシステムは一瞬にして崩壊するでしょう。
だって、みんな配当目当てで株を買ってるんですから。
え?「おれは配当じゃなくて、売買差益で儲けるために株を買ってる」って?
いやいや、それも大元を突き詰めれば、「配当目当てに株を買う人」っていう下支えがあるから、成り立つ芸当なんですよ。
「未来永劫、配当は禁止になりました」みたいな法律が制定されたら、絶対に株を買う人なんていなくなります。これは断言できます。
業績が上がれば株価も上がる?
歴史的に見ると、業績が右肩上がりの企業の株価は、きれいに右肩上がりになってます。
「業績が上がれば株価も上がる」と言ってもよさそうです。では、なぜ業績が上がれば株価も上がるのでしょうか?
これも、答えは「配当」です。
たとえば、株式会社南郷という仮の会社で考えてみます。
今、株式会社南郷の株価は100円で、配当は1円です。配当利回りは1%ですね。
数年後、株式会社南郷は右肩上がりに業績を上げ、10円の配当が出せるようになりました。このとき、株価が100円のままだったらどうでしょうか?配当利回りは10%という、驚異的な高利回りになってしまいます。100万円分の株を持っていたら、10万円も配当金がもらえるという、夢のような株ですね。
夢の配当利回り10%。
ですが、現実的にこんなことはまずありえません。なぜだと思いますか?
そうですね。こんな夢のような株があったら、誰もが欲しがるからです。「株式会社南郷の株を150円で買うぞ!」「こっちは170円で買うぞ!」「それならこっちは200円だ!!」というふうに、高配当目当てで株価はどんどん上がっていきます。
そして、需要と供給の釣り合う部分で、株価は落ち着くことになるでしょう。
このようにして株価は動くのです。
今回は説明のためにシンプルに書きましたが、実際にはもっといろいろな要因(将来の業績への期待や不安など)が織り込まれて、株価は決まっていきます。
ですが、株価を決める最大の要因、人々の心の奥底にあるものは、「配当」であることに間違いはないです。そもそも、それが株式市場のシステムの根幹ですからね。
、、、とまぁ、株式投資初心者の南郷さんが、小学生にもわかるように「株価が上下する理由」を書いてみました。
なにか勘違いしている部分もあるかもしれないので、コメントで指摘いただければうれしいです。
いや〜、すっきりしてよかった。