今日はエニグモの第3四半期決算発表がありまして、今期の業績予想が大幅下方修正されました。
ぼくはエニグモ株ホルダーですが、この発表を受けてどう動くかを論じます。
しばらくは様子見
おそらく明日から数日間は、エニグモ株は下がると思います。もしかしたらストップ安をつけるぐらい売られるかもしれません。
この下方修正の原因が「大規模広告活動による販管費増大」「広告の効果が予想以下だった」とわかりきっているとはいえ、これだけの大幅下方修正だと、投げ売り(狼狽売り)をする短期投資家もいるでしょうからね。
短期的に見ると、株とは、それほどまでに「印象論」で売買されてしまうものなのです。
まあ、そういう狼狽売りをする人というのは、もともと信念なき保有ですから、少々の出来事で投げ売ってしまいたくなるんでしょうね。
”株の握力”は5年後の世界が見えているかどうかで決まる
株式投資の個人ブログや掲示板などでは「握力がなくて、狼狽売りしてしまった。そのあと株価が上がってしまって、悔しい思いをした」という書き込みを頻繁に見かけます。
この理由は簡単で、握力が弱くて狼狽売りしてしまう人は、短期的な目でしか企業を見ていないから、多少の業績の変動で株を手放してしまうんだと思います。
その企業のビジネスモデルや競争優位性が明確に理解できていて、「5年後10年後も好業績を続けているだろう」という姿が描けるのならば、株は手放さずに済むはずなんです。
現に、ぼくは今回のエニグモの下方修正を受けても、一切動じていません。なぜなら、BUYMAは5年後10年後には今よりももっと認知度が上がって、利用者も増えて、売上や営業利益も大幅に増えているであろうことが、ぼくには明確に見えているからです。
これはもはや、信念です。
多くの短期投資家は、この信念をもっていないのでしょう。彼らには5年後や10年後の世界なんて見えていません。目の前の小銭のことしか考えてないんですから。
「今日株価が下がった」「明日株価が上がった」ぼくにとってそんなことはどうでもいいのです。
ぼくら賢明なる投資家は、信念をもって、狼狽売りで下がった株を悠々とナンピンすればいいのです。