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麻雀に学ぶ、2016年の投資行動目標

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どうも、南郷です。遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

新年初回の投稿ということで、今年の投資行動目標を書いておきます。

 

結果よりもプロセスを重視

年間パフォーマンスという数字にこだわるよりも、まずはプロセス、つまり具体的な売買行動にこだわる1年にしたいです。

具体的に言うと、「どんぶり勘定で売買せず、限界株価を設定して売買する」ということを行動目標とします。

「どんぶり勘定で買う」は2015年の鳥貴族購入でやってしまった失敗であり、エクセルに限界株価計算表を作るという対策を実施済みです。ぼくらが目指すべきは賢明なる投資家であり、どんぶり勘定で動く投機家になってはいけないのです。

 

 

麻雀と株式投資の類似点

ぼくは麻雀が好きですが、株式投資と麻雀は似ていると思います。

短期的に見ると実力の差は見えにくいが、長期的に見ると実力の差が明確に見えてくるという点が似ています。

麻雀では、たとえば東1局1回だけの勝負では、実力の差はほぼ出ません。ほとんど配牌勝負、つまり運のゲームです。じゃんけんと同じですね。

株式投資も、たとえばある銘柄を購入したとして、10分後の株価が上がるか下がるかというのは、ほとんど運の勝負です。

 

ですが、麻雀では、東1局、東2局、半荘1回、半荘2回、と回数が増えていくにつれて、実力差が明確に出てきます。それこそ、プロ雀士と素人雀士が100回半荘をやったとしたら、明らかな差がついているはずです。

 

株式投資も同じです。実力のある投資家なら、1週間や1か月という短期間で評価損を出したとしても、5年10年というスパンで見ればプラスを出すはずです。そしてそのプラス額は、実力のない投資家よりもはるかに大きいでしょう。

また、実力のある投資家なら、たとえひとつの銘柄で評価損を出してもほかの複数銘柄でプラスを出し、全体的に見ればプラスで終えます。

 

麻雀というのは運の要素がありますから、絶対に負けない、というのは理論上ありえません。どんなに強いプロ雀士でも、1回の対戦は4人でおこなう以上、必ず負ける人がいます。

なので、麻雀で重要なのは、負ける局があることを受け入れたうえで、負けるときは小さく負けて、勝つときは大きく勝つという心構えが大切なのです。

麻雀が弱い人は、この心構えができていないのです。自分だけは必ず勝てると思っている。すべての局でアガりたいと思っている。負ける局面でも無理をしてしまい、結果として大負けするのです。

 

 

結果よりもプロセスにこだわる

株式投資で言うなら、保有銘柄の株価の上下は結果であり、株を買うまでの企業分析や限界株価の設定などはプロセスの部分です。

鳥貴族の事例では、購入までのプロセスで手抜きをしてしまいました。プロセスで失敗しているので、たとえ今後この銘柄で売却益が出たとしても、それは単なるラッキーであって、失敗取引であることに変わりはありません。

 

おそらくぼくは鳥貴族で売却益を出すことはないです。なぜなら、ぼくは鳥貴族が限界株価まで上昇したら手放すつもりですが、その限界株価は購入株価よりも低いからです。

これぐらいの強い意志がないと、おそらく長期で勝つことはできません。

なぜなら長期投資で勝つには、明確な投資方針、確固たるモノサシが必要だからです。そして自分自身で決めた判断基準がそのモノサシになります。

 

今後何度となく訪れるであろう重要な売買局面で、自分自身の基準を曲げてしまったら、一体なにを信じて行動していけばいいのか、わからなくなります。

だからぼくは、鳥貴族での失敗を胸に刻んで、今後二度と軽率な取引はしないと心に誓い、株式投資を続けていきます。

2016年は、その証明のための1年としたいです。

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