どうも、南郷です。
朝3時半に目が覚めて、そのまま眠れなくなり、結局4時頃に早起きしてしまう。そんな日がたまにあります。今日がまさにそんな日です。(現在時刻4:28)
さて、月に一度の仮想通貨月間成績発表の時間がやってきました。今月の成績を見ていきましょう。
BTCの今月の値動きは55万円⇒33万円⇒46万円
※画像はbitFlyerより拝借
これは今月2017年9月のBTCの値動きです。月初に55万円前後まで上がっていたのが、9月15日に33万円台まで暴落。その後ジワジワと値を戻し、9月30日現在では46万円台となっております。
この暴落の理由は、中国当局によるビットコインへの規制です。中国国内の主要3大取引所がビットコイン取引停止を発表。中国の大手仮想通貨取引所「BTCチャイナ」は9月30日、ビットコインなどの取引を停止し、他の大手も10月末までに取引を停止します。
一連の報道を受け、BTCは一時約30%の暴落、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)も同様に値を下げました。
今月の暴落劇を受け、ぼくの仮想通貨ポートフォリオは現在どうなっているかといいますと、以下のようになっています。
元手200万円
前回264万円
今回227万円
前回264万円に対し、今回227万円。前月比15%ほどの下落となりました。一時はもっと下がっていたはずですが、ぼくは普段は仮想通貨の値動きをチェックしないのでわかりません。
さて、あなたはこの下落をどう見ますか?
ビットコイン主要取引国である中国の規制。ぼくは正直、「この程度の下落で済むならビットコインはまだまだガチホできるな」と思いました。
歴史的に見ても、新技術が世に出回り始める頃には、賛否両論があるものです。
ぼくは今回の中国の騒動は、現代のラッダイト運動、機械打ち壊し運動だと思います。新技術の普及により、なにか不都合を被る層、既得権益を害される層、そういった大きな力が、新技術の普及を全力で邪魔しにかかるのです。
1800年代初頭、産業革命の時代に起きたラッダイト運動では、新技術である「機械」の普及により職を失うことを恐れた手工業者が、工場の機械を打ち壊す行動を起こしました。が、結果はみなさんご存知の通りで、機械はどんどん普及し、その後の人類の発展に貢献し続けています。
人類は一度便利な技術を経験してしまうと、もう昔に戻ることはできません。工場で機械を使うことを覚えたら、いちいち機械を廃止して手作業に戻すなんてことはしないし、自動車を使うことを覚えたら馬には戻れないし、iPhoneを使うことを覚えたらガラケーには戻れないのです。論理の飛躍があるかもしれませんが、「イノベーションの不可逆性」とでもいうべきこの現象が、通貨の世界にも起こるかもしれません。
みんながビットコインを使うようになれば、お金は電子メールのように一瞬で送れてしまいます。国内外で個人間の送金に銀行がいらなくなり、銀行がなくなるかもしれません。
経営者にとって、クレジットカードの手数料はバカにできない費用ですが、ビットコインを使えばこれがなくなるか、あるいはかなり安く抑えることができます。クレジットカード会社もなくなるかもしれません。
ビットコインなら、海外旅行へ行ったときにいちいち現地通貨へ両替する必要がありません。両替で利ざやを稼いでいる両替商や銀行はなくなるかもしれません。
「新技術が普及することで損する人間は誰なのか」「誰がどんな理由で新技術の普及の邪魔をしているのか」
ここに焦点を当てることで、見えてくるものもあるのではないでしょうか。
もちろん、これらはただの夢物語で、ビットコインの普及が失敗に終わり、消えてなくなる可能性もあります。ですが、ビットコインを持つ以上、それは当然覚悟の上です。何度も言っていますが、ぼくの認識は「仮想通貨投資は当たる確率が通常より少し高い宝くじ」ですので。
「ぼくの人生で200万円だけ」と決めて、仮想通貨に投資しています。
さて世界を巻き込んだ壮大な社会実験は、今後どのような展開を(あるいは結末を)迎えるのでしょうか。
それではまた来月末の報告にて。
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