どうも、南郷です。
今週の成績を見ていきましょう。
損切連発で一気に資産800万円を割り込む
全部売却 10/26 ダブルスタンダード 4,705円×200株 損失確定 98,800円
全部売却 10/26 グッドコムアセット 1,768円×200株 損失確定 31,000円
今週はきつい下げでしたね。全保有銘柄もれなく下げた結果、ダブルスタンダードとグッドコムアセットは8%損切ラインにかかり全部売却となりました。
ダブルスタンダードはマイナス8%ラインで事前に設定したつもりの逆指値が発動しておらず、それに気づいて急いで成り行き決済したところ、マイナス9.5%という損切になってしまいました。グッドコムアセットは逆指値がちゃんと発動され、ちょうどマイナス8%で損切となっております。ダブルスタンダードは損切直後に強烈な上昇があり、結局4,915円まで上げて引けたようですが、そもそも銘柄選定とエントリータイミングが悪かったためこのような振るい落としにかかってしまったのでしょうし、ここは一旦撤退してこの取引を復習し、次の機会への糧とします。
ところで今年2月の暴落では前週比マイナス8.8%でしたので、今週の前週比マイナス9.7%というのは少なくともぼくの体感では、2月以上の衝撃があったはずです。しかし、損切によって現金も増えているので、「今回はこれ以上は損しないだろう」みたいな妙な安心感があります。いや、こんな安心はしてはいけないと思うんですけどね。タダ株といえど、JIAなんかは最高値から半額ぐらいまで落ちてますし。。。
大化け株候補ブレインパッドの今後
「保有開始3週間以内に20%上昇」の基準を満たし、大化け株候補となっているブレインパッドですが、一時は30%以上あった含み益がここまで減ってしまいました。オニール式投資法のルールにより、この銘柄は最低8週間は保有しなくてはいけないので、どれだけ利益が出ていても利益確定ができない、という特殊な銘柄となっています。しかも大化け株候補であろうと8%損切ルールは適用されるので、このまま下がり続けるようであればブレインパッドも全部売却することになります。
オニール式投資法を南郷投資法に取り入れ始めてから買った銘柄は損切連発となっていますが、これまでの投資方針とは根本的に異なる手法に挑戦中ですし、そんな簡単に儲かるとは思っていません。たった数週間でこの手法は良いとか悪いとか語れないと思います。最低でも半年~数年は実践してみないと、この投資法の良さとか、自分の性格に合っているかどうかとか、わからないでしょう。いまは実践あるのみですね。
それではまた来週。
徹底した自己ルールの運用、感服です。
よく自己ルールに縛られて損したら意味ないという論調を目にしますが、自己ルールを徹底するからこそ改善点が浮き彫りになり進化できる。その結果、最終的には大きく成功できるはずです。場当たり的な売買では再現性は期待できず、いつか退場せざるを得なくなると思います。
・・と、今週は下げ続ける相場から現実逃避していた自分へ多分に反省を込めたコメントです(笑)
コーさんこんにちは。南郷です。
エントリールールがまだまだ甘いので、もっと精査していかねばと思っています。損切ルールだけは徹底しておかないと傷を広げてしまうので、最後の砦的な役目ですね。これを破ってしまったらこの投資法では「終了」ということになります。
今年は試練の年ですね。お互い生き残れるようがんばりましょう。
オニールはこの弱気相場では通用しません
どうしてもやるなら空売りでやるべきです。
前のような手法を地道に続ける方が結果でると思いますよ
パフォーマンスランキングの参加者さん、こんにちは。南郷です。
たしかにオニールは著書の中でも、「弱気相場では現金を増やし、あまり多くの株を買わないこと。どうしても買うというのならば、利食いは15%上昇、損切は3%下落したときに変更する」と述べています。
ただ、ぼくは現在が弱気相場かどうか、天井か底か、読むことができません。たしかに、去年と比べると明らかにパフォーマンスが悪いブロガー(ぼく含め)も増え、SNSなど見ていても「株つらい」という雰囲気をひしひしと感じます。なので、もしかしたら今年は弱気相場なのかもしれません。しかし、結果論なのですが、ぼくは今年2月の暴落後、「今年は弱気相場だ!」と判断し、春から夏にかけて現金比率を増やしすぎ、買うのを躊躇した監視銘柄たちはその後も高値を更新し続けました。(たとえばテモナやビジョンなど)
このときの心境は、「こんな高PER銘柄がこれ以上上がるはずがない。PER的に見れば明らかに割高だ。今年は弱気相場なんだから、きっと下がるはず。いまは現金比率を高めておき、暴落したら買おう」と思っていたのですが、結局割安圏まで落ちてくることはありませんでした。(ビジョンは多少下がってきましたね)
そんなときに出会ったのがオニールでした。彼は「PERは無視してよい」と言っており、ずっとPER至上主義だったぼくにとっては「この人は何を言ってるんだ」という衝撃でした。ですが、たしかにぼくは短い株式投資人生の中で、高PER銘柄は食わず嫌いで「PERは低いほうが良い」と先入観的に考えていて、一度も試したことがない手法を頭から否定していたフシがありました。
ぼくは、株式投資は生涯の趣味(もちろん儲けたい)にしようと思っています。それこそ、この先30年や50年といった付き合いになるかもしれないのです。それだけ長く付き合っていくなら、食わず嫌いで芽を摘むのではなく、可能性のあることはひとつでも多く経験しておくべきだと思い、現在はオニールを試験的に取り入れたといういきさつがあります。
オニール式は損切を躊躇なくしなければならないので、資産は減っていくかもしれませんが、損切のたびに現金は戻ってくるので即死はないだろうと考えています。(持ち株が何日も続けて寄らずのストップ安になるようなら厳しいですが)
オニール式では、取っ手付きカップのチャートパターンを形成したときに買うのが主流ですが、このチャートパターンを形成するためには、数週間~数か月は株価が上昇することが前提条件としてあります。つまり、何か月も続くような全体的な下げ相場では、そもそも取っ手付きカップを形成することもできず、株を買うこともできなくなるはずです。となれば、現金比率は高いままで、次の上昇相場がやってくるのを待つことになります。
現金比率の調整は神の見えざる手によっておこなわれる、それがオニール式投資法の良いところかなと。
もちろん、弱気相場の中で底値で買うというようなことはオニール式ではできませんが、確実に相場が上昇方向になってきたな、というタイミングで買い向かうのがオニール式ですので、ある意味防御力も高い投資法なのかな、などと考えています。
また、ご指摘いただいた空売りについてですが、現在はまだ勉強中ですが、こちらも株式投資のひとつの可能性として、将来的には取り入れていくことも検討しています。以前は「空売りなんて破滅するだけだ。絶対にやらない」とこちらも食わず嫌いで拒絶していましたが、よく考えると下落相場でも利益をあげるというのは、非常に合理的だし、損切厳守のオニール式とは相性がいいのかも、と思っています。オニールは空売りに関する指南書も書いているようですし、将来的にはそちらも読んでみるつもりです。
オニール式を取り入れて1か月、まだ舌の根も乾かぬ状態ですので、もうしばらくオニール式を試していきたいと思っていますので、今後とも生暖かく見守っていただければと思います。