どうも、南郷です。
今週の成績を見ていきましょう。
利確手法をお試し利用
全部売却 10/29 翻訳センター 2,650円×200株 利益確定 39,684円(税引き後)
全部売却 10/29 シェアリングテクノロジー 2,152円×200株 損失確定 38,000円
今週はシェアテクが8%損切ラインの逆指値にかかりまして全部売却となりました。ブレインパッドも一時はマイナス圏まで落ちたのですが、とりあえずプラス圏まで戻していますね。ただ、ぼくが今回仮説的に取り入れた利確手法で考えると、ブレインパッドは今後もおそらく最高値更新するのは難しいのではないかと考えています。それなのになぜ売ってしまわないかというと、ブレインパッドは大化け株候補なので最低8週間は保有しなくてはいけないからです。
仮説的に新設した利確手法「急騰後に過去最大の週足陰線が出たらその翌週に利確する」
さて、今回ぼくが自分の手痛い経験から考えついた利確手法「急騰後に過去最大の週足陰線が出たらその翌週に利確する」について、少し説明します。
読んで字のごとく、といった感じなのですが、まずは次のチャートを見てください。すべて直近2年分の週足チャートです。
ZOZO(旧スタートトゥデイ)。
これらはぼくの過去保有銘柄なのですが、どれも一時は30%~70%の含み益が出ていたのに、利確できずに最後は損失確定で終わった銘柄たちです。
どのチャートにも共通するのは、上昇トレンドだったがラストスパート的な急騰後に過去最大の週足陰線をつけて急落し、その後は一度も最高値を更新できていない、という点です。これは単なる偶然かもしれませんが、最近あまりにも似たようなケースを短期間に何度も経験したため、「もしかしてこれは再現性のある現象なのではないか?」と思って過去保有したほかの銘柄もすべて確認してみました。すると、適用できる銘柄がほとんどでした。やはり上昇トレンド最後の急騰後に過去最大の週足陰線をつけた銘柄は、その後は下降トレンド入りする銘柄が多かったのです。
そしてここが重要なのですが、急騰後の過去最大週足陰線出現で下降トレンド入りした場合、それ以降半年~数年は下降トレンドあるいはヨコヨコだったり、金輪際過去最高値圏まで戻ってくることはない、という点です。アイドマMCの週足を今度は直近3年で見てみましょう。

アイドマMCは2016年のIPO直後は激しく値動きし比較的動きが落ち着いてからは底値を500円~600円で固めました。2017年初頭にも急騰後最大週足陰線をつけて下落していますが、その後のヨコヨコ期間中も着実に底値を600円~700円台に上げて地固めしています。ところが今年の急騰後はそれまでの「急騰からの下落」とは様子が少し違っています。どう違っているかというと、上昇から下落が「行ってこい」の逆V字で起こっていて、上昇開始地点である700円前後から今回は500円台まで落ちてきてしまっています。
これまでは、「2歩進んで1歩下がる」というリズムで上昇してきた株価が、今回の逆V字形成で「2歩進んで3歩下がる」になってしまったのです。急騰後の過去最大週足陰線で下落。似たようなケースが過去に何度か起こったが、そのたびに株価は回復してきたから今回も大丈夫だ、そう考えてもいいかもしれませんが、オニール寄りの考えになり、現在はチャート志向になっているぼくでは、アイドマMCはこのタイミングでは買うことができない銘柄です。オニール的にアイドマMCを見るなら、再度上昇トレンドが始まり、取っ手付きカップのチャートパターンを形成したところで初めて、再購入するかどうか検討できる、というレベルです。もしアイドマMCに本当に好形チャートを再度作れる力が残っているなら、という感じです。ですが、そもそもアイドマMCは今回の決算発表ではなかなか厳しい数字を出してきているので、どっちにしろぼくは今後しばらくは買うことはないでしょうが、、、
一時期のファンデリーやエニグモなどは例外的に過去最大の週足陰線後にも再上昇していますが、ほとんどの旧保有銘柄は上昇トレンド最後の急騰後に過去最大の週足陰線が出たあとは下降トレンドに入り、上値が重い展開が続いています。トレファクなどは2015年~2016年の最高値圏からひたすらに下降トレンド継続中で、月足でもこのとき特大の陰線をつけており、チャートだけ見るともう一生最高値を更新することはないのではないか、とすら思えてきます。エニグモは最近また過去最高値にトライしていますが、この観点から見れば、ここから上値は重い展開に入るはずです。
ちなみにぼくが再購入したくてずっと監視し続けているマークラインズも、この観点からチャートを見ると上値が重そうです。

本日発表された第3四半期決算も悪くはなさそうですが、チャートだけ見ればマークラインズを再購入できる日は遠そうです。2,000円~2,800円で買った株主の悲鳴が聞こえてくるようなチャートです。。この高値掴みで苦しんでいる株主を半年~1年ほどかけて振るい落とし、取っ手付きカップを形成し、再度2,800円圏まで上昇してこれたときが、ぼくがマークラインズを再度購入を考える時期なので、気長に待とうと思います。成長有望企業であろうと、チャート的に見て再上昇できるかどうかがすべてです。チャートを描く力がその銘柄に残っているかどうかを見極めてから、後出しじゃんけん的にエントリーするのがオニール式です。
翻訳センターは今後下落トレンド入りするでしょう
では今週全部売却し利益確定した翻訳センターのチャートを見てみましょう。

特大級の週足陰線をつけていますね。
ですが、ぼくの売却後は多少株価を戻しており、再度3,000円台に乗せてくるか?という展開です。例外的に上昇を続けるか、それともしばらく下降トレンド入りするのか、、、とりあえず過去の過ちを繰り返さないために、今回はこの新手法を試してみようと思った次第です。
ちなみに、ブレインパッドも過去最大の特大週足陰線をつけて下落しているので本来なら利確して逃げなくてはいけないのですが、大化け株候補なので最低8週間保有しなくてはいけないため売っていません。ブレインパッドを売却できるようになるのは11月末頃ですね。
それではまた来週。
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