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週間成績発表【第174週】空売りを研究中。最大のリスク「連続ストップ高」を回避できるか?格言「買いは家まで、売りは命まで」の真偽は?

どうも、南郷です。

いつもどおり今週の成績はおまけ程度に見ていきますが(笑)、今回の記事では、ぼくが今構想中の新手法に欠かせない「空売り」について、リスク面の考察をします。

 

空売りとは?

weekly20190405

※今週は売買なし

 

そういえば久々に投資方針のあたりにいろいろ追記したので、ご一読ください。
⇒取引履歴のページ

今年中には新手法での運用を開始できるよう鋭意努力中ですので、毎週見に来ていただける皆様は退屈かもしれませんが、もう少し停滞中の当ブログにお付き合いください。

 

さて新手法の話ですね。じつは空売り主体で考えてます。

説明不要かもしれませんが一応説明しておくと、空売りは「カラウリ」と読みます。持ってない株を売り、株価が下がれば利益になり、株価が上がれば損失になるという、なんだかよくわからない仕組みのことを空売りといいます。

高級腕時計でたとえると、「なんらかの事前情報を入手し、あなたは友人Aが持っている高級腕時計の価格が下がると予想しました。そこでAからその腕時計を借りて、その日のうちに質屋に100万円で預けました。数日後、その腕時計の価格が見事暴落し、あなたはそれを質屋から70万円で買い戻しました。そして腕時計をAに返しました。あなたの手元には30万円の利益が残りました」という話がわかりやすいかと思います。このたとえ話でいうと、株の空売りでは、高級腕時計が株式、友人Aが証券会社です。証券会社はタダで株を貸してくれるわけではなくて、手数料やら貸株料やらがかかります。

興味のある人は、証券会社のウェブサイトで信用口座を開設すると空売りできるので、やってみるといいでしょう。ただし、適当なところで空売りすると高い確率で損が出ますので十分注意してくださいね。

 

ぼくは現在チャートリーディングの修行中でして、具体的に何をやってるかというと、さまざまな銘柄のチャートを何十年分もひたすら見続けて、株価がどのような動きをするのか、ローソク足がどのような並びをしたら下がるのか?上がるのか?ということをいろいろと、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながらやっております。

その過程で、気づいてしまったんですね。「もしかしたら上げ狙いよりも下げ狙いのほうが、いろいろな面でメリットがあるのではないか?」と。

ただ、メリットの前に空売りのリスクを確認しておきましょう、というのがこの記事の目的です。

 

 

空売り最大のリスク「寄らずのストップ高」

まず、初心者の頃ぼくも誤解していたのですが、このような相場格言がありますね。

「買いは家まで、売りは命まで」

これの意味は「買いでの損失では家を失う可能性がある。空売りでの損失では命を失う可能性がある」つまり「買いよりも空売りのほうがリスクが大きい、損失が青天井だ」というような感じです。よくある説明ですが、たとえば1,000円の株を100株買った場合と、1,000円の株を100株空売りした場合を考えてみましょう。(買いでも信用買いでフルレバレッジで買っていたら元本以上の損失が出る可能性はあります)

★買いの場合⇒1,000円の株を100株なので、投資金額は10万円ですね。もし買った翌日に運悪く会社が倒産して株価が0円になったら、10万円を損します。株価は0円よりも下がることはないので、損失は限定されています。

★空売りの場合⇒1,000円の株を100株なので、投資金額は10万円です(実際には信用取引ではレバレッジが使えるので、計算上は10万円未満の種銭でも10万円分の空売りはできますが、最低30万円は保証金を入れておかなくてはいけません)。もし空売りした翌日に運悪く暴騰して、寄らずのストップ高連発で1株1万円になったら、10万円と100万円の差額である90万円の損をします。実際には、信用取引では証拠金維持率やら追証やらなんやらの仕組みがあるので難しいことは省きますが、「買いは家まで、売りは命まで」の意味するところは、ざっくりとこんなところです。

 

「空売りの損失は青天井」の話、投資初心者だった数年前にですが、ぼくも考えたことがあります。怖いですよね。たしかに空売りは一見、損失が青天井で増えていく感じがします。

でもね、実際は違うんですよ。死ぬほど大量にチャートを見ていく過程でわかったんです。空売りは怖くないし、むしろ空売りを積極的に使うほうが長期的に勝てる投資家になれる可能性が高まる、ぼくは今ではそう確信しています。

あ、でもcisさんは空売りは手数料が嫌だからあまりやらない、と書いていたような気がします。たしかに空売りは手数料やら逆日歩やら、現物株を買うだけではかからないような、よくわからない諸費用がかかります。でも、それを含めて考えても、やはりぼくは空売りは積極的に取り入れていくべき手段だと思います。

 

 

過去の連続ストップ高銘柄のチャートを分析し、安心する

それで、ここのところぼくの頭の中は空売り一色でして、どのようにすれば比較的安全に、勝てそうなところで空売りできるか?ばかり考えています。

ぼくは何事をやるにしても、まずリスク面から考えます。空売りをやるなら、最大のリスクは空売りをした直後にいきなりストップ高になって、買い戻そうにも買い戻せない、そんな恐ろしい状況が発生することです。これを避けるためにはどうしたらいいか、いくつも暴騰チャートをひたすら見て分析しました。

 

たとえば3807フィスコは史上最長の連続ストップ高、19回という記録を作りました。2009年2月のことです。この19営業日だけでフィスコの株価は約7倍になったので、もしストップ高が始まる前日に100万円分空売りしていたら700万円との差額である600万円が損失となったわけですね。(途中で強制ロスカットとかあるかもしれませんが、話を簡潔にするために省いています)

※この19回連続ストップ高の途中途中では売買が成立した日もあったので、そこで損切りすれば損失はもっと小さくできますが、今回は「もし19日連続寄らずのストップ高で逃げるチャンスがなかったら」という、より厳しい前提で話しています。

たった1か月で、100万円の種銭に対して600万円も損をする、、、考えたくもない悪夢ですが、フィスコの当時のチャートを見てぼくは安心しました。「こんなところで空売りはしないよな」と思えたからです。

また、4777ガーラや3662エイチーム、4321ケネディクス、7271安永など、ほかにも連続ストップ高をした銘柄のチャートを見てみましたが、やはりどれもぼくのロジックでは空売りすることのできないチャートでした。暴騰する直前のチャートというのは、むしろ買う場面だなと感じる予兆が出ています。

 

 

出来高の大きい銘柄のみを売買する

チャート以外にも、重要な観点があります。それは出来高の大きい銘柄だけを取引する、ということです。

具体的には、ぼくがチャートリーディングの練習に使っているのは日経225構成銘柄やJPX400構成銘柄、あるいはドル円やユーロドルといった、出来高の大きい銘柄のチャートです。マザーズなど新興市場や出来高の小さい銘柄では、信憑性のあるチャートになりにくいし、参加人数も少なく参加資金も小さいので、簡単にチャートが歪んでしまうし、再現性のあるチャートになりにくいと思うからです。

チャートの信憑性という観点ともうひとつ、出来高の大きい銘柄のみ取引することのメリットがあります。連続ストップ高が起きにくいという点です。日経225やJPX400の構成銘柄は、新興市場銘柄に比べると板もはるかに厚く、多少買いが殺到した程度では連続ストップ高は起きません。この点は安全な空売りをするうえで非常に重要なポイントです。

 

ところで4592サンバイオの暴落が記憶に新しいですが、あのような銘柄を天井で空売りすることは今のぼくのロジックでは無理です。あのチャートで天井で空売りを狙うなら、それこそ「売りは命まで」の格言を実践することになります。ただ救いなのは、ぼくの構想中のロジックではサンバイオの暴落は取れませんが、あの暴落の直前に買いポジションを持つこともありません。そういう安全運転のロジックです。

 

チャートは統計学であり、過去のデータの積み重ねから今後のある程度の予想を立てることはできます。しかし、過去大丈夫だったから今後も未来永劫大丈夫だと言い切れるわけではありません。それでも、いくつもの過去の暴騰チャートを見てみて「自分のロジックなら、どう間違えてもここで空売りをすることはないな」と安心できたことは、大きな収穫でした。

ちなみに、上記銘柄群の連続ストップ高を買いで取れるかどうかの検証もしていますが、それは難しそうでした。ただ、これらの暴騰を買いで取ることよりも、暴騰直前に空売りをしていないことのほうが重要です。そういう意味では、暴騰チャートの分析をすればするほどに、「空売りは怖くない」という思いが大きくなっていきます。

しかしそれでもチャートを過信せず、いかなる高勝率に見える場面でも、空売りを入れるときには「明日ストップ高になるかもしれない」ということは頭に置いておき、余力を残したポジションを建てること、つまり資金管理が重要であることに変わりはありません。

 

空売りのメリットも書くつもりでしたが、記事が長くなったので今回はここまでにします。メリットについてはまた別の記事で書くかもしれません。

それではまた来週。

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