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構想中の新手法で空売りを主体とする理由「空売りのメリット」とは?あの過去保有銘柄の暴落を予言します

どうも、チャーティストとして生まれ変わった南郷です。よろしくお願いします。

※チャーティストとは?⇒株やFXなどの投資分野において、チャート至上主義の立場をとる人たちのこと。チャーティストはローソク足や移動平均線、トレンドライン、ボリンジャーバンド、フィボナッチといったテクニカル分析を重視し、経済ニュースや会社業績などは一切(ほとんど)考慮せず、極論すれば値動きだけを売買根拠としている。

前回の記事で、ファンダ投資家だった頃の自分にキッパリと別れを告げた気分ですので、今後はチャーティスト目線で、書きたいことを書いていこうと思います。

今回の記事では、ぼくが構想中の新手法で「なぜ空売りを主体とするのか?」について、空売りのメリットの観点から語っていきます。また、過去保有した2つの銘柄の暴落を予言し、チャートでその根拠を説明します。

 

空売りのメリット

ぼくが現在構想中の新手法において、空売り主体でいこうと考えている理由は、買いよりも空売りのほうがメリットが多いからです。もちろんデメリットもありますし、それは別の記事で書きますが、具体的には以下のようなメリットがあります。

※この記事で使う「買い」は、現物買いという意味です。

 

空売りのメリット

  1. 買いよりも空売りのほうが短期間で稼げる
  2. 上げよりも下げのほうが”起こりうる事象”として信頼できる

順番に説明しますね。

 

(1)買いよりも空売りのほうが短期間で稼げる

相場格言で「上げ100日、下げ3日」というものがあります。100日かけて少しずつ上げた値幅を、わずか3日で下げてしまうという意味です。さすがに3日というのは大げさですが、上げよりも下げのほうが短時間で値が動くというのは誰もが実感するところだと思います。

読者のあなたも、株を買ったことがあるなら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。3か月以上かけてやっと20%ほど含み益になったのに、悪材料が出て暴落し、1か月もたたないうちに含み益がなくなってしまった、という暴落の経験です。ぼくは過去にそういう経験を何度もしました。

チャーティスト的にはこういう妄想をするのはあまりよくないのですが、上げよりも下げのほうが早い理由を少しだけ考えてみましょう。一般的な投資家、または株の初心者は、株を買う前にはよく考えて、じっくり時間をかけて買いますよね。ここはファンダ派もチャート派も関係なく、やれチャートの形がどうだ、やれ決算がどうだなどと、よく考えてから株を買います。そのうえ、株を買うという行為には、そういった判断にかかる時間以外にも、物理的に証券口座を開設したり、開設した口座に入金したり、いろいろと時間がかかることは容易に想像できますよね。

ですから、株を買うという行為の前には、数時間以上、場合によっては数日間や数週間といった準備時間が必要です。

では、イメージしてみましょう。そういった、株の初心者、あるいは自身の投資手法にたいして信念もない投資家が、雑誌やブログなどで「この株は上がる!」という記事を読み、テンバガーを夢見てある株を買ったとしましょう。「あの株がすごいらしい」「あの株が上がってるらしいぞ」などとネットで話題になり、証券会社もこぞって推奨銘柄として取り上げ始めます。そんなカモネギ投資家たちが徐々に集まり、株価がじわじわと上がっていきます。1,000円だった株価が3か月かけて1,300円になり、運良く上げ相場の初動で買えた初心者さんはホクホクしていることでしょう。

毎日証券口座の残高ページを見て、増えていく含み益を眺めてニンマリするのが日課となっていたある日、突然悪材料が出て暴落します。株価はたった1日で10%も下がったとしましょう。初心者はこういった揺さぶりに弱いですから、おそらく利益があるうちにすぐに利確するか、まだ大丈夫だろうと我慢しているうちに含み損になり、そのまま損切りできずに塩漬けにするでしょう。あるいは、一度は含み損に転落するも我慢していたら建値付近まで戻ってホッとしたのもつかの間、また下がり始めたら今度こそ怖くなってそこで損切りする、そういった行動をとります。これはぼく自身がそのような初心者心理で仮想通貨投資から撤退したので、よくわかります。

下がっていく株価を見ているのが怖い。減っていく含み益を見るのも、増えていく含み損を見るのも、いちいち感情が揺さぶられてしまい、正常な思考が奪われ「1秒でも早く逃げたい」しか考えられなくなり、出口への殺到が起きます。

このとき、いわゆる「投げ売り」が発生しているのですが、その際の注文発注から約定まで、物理的にかかる時間を考えてみましょう。株を売るには、株を買うときのように証券口座開設も入金もする必要なく、ただスマホで証券口座にログインして売却ボタンを押すだけなので、売ろうと決めてから実際に売り注文が約定するまで5分もかかかりません。

 

この、買いと売りにかかる心理的・物理的な時間差が、株の値動きの特徴「上げ100日、下げ3日」として表れるのではないでしょうか。

空売りは、そういったパニック売りや投げ売りによる株価下落を利用して稼ぐ手段です。同じ値幅を取るのに100日かかる手法と3日かかる手法だったら、3日のほうを選びますよね。これは合理的な判断でしょう。もちろん、おいしい話ばかりではなく、空売りには「損失が青天井になりうる」というリスクもありますが、それについては下記の記事で説明しています。

⇒ 「空売りの損失は青天井」の真偽は?1年で100倍に暴騰した3765ガンホーのチャートを検証。信用取引で一発退場する人の共通点とは?

 

 

(2)上げよりも下げのほうが”起こりうる事象”として信頼できる

「起こりうる事象として信頼できる」というのは説明が難しいのですが、言い換えるなら「近い将来上がるだろう」という予測よりも「近い将来下がるだろう」という予測のほうが、信憑性があるor説得力があるor納得できる、という感覚です。

というのも、株というのはどんなチャートだろうとどんな価格帯だろうと、一度買ったからにはその株の利益を確定したり損失を確定したりするために、必ず売却しなければならないからです。

※話を簡潔にするために、ここでは配当投資家は除外して語ります。配当投資家とは、「配当だけを目的に株を保有する投資家」を指しています。彼らは株価が上がろうが下がろうが、含み益だろうが含み損だろうが一切心を揺さぶられることがないので、チャーティストにとってはある意味ノイズみたいな存在、プログラム上のバグみたいな感じですので。

 

そう、配当投資家を除けば、ファンダ派であれチャート派であれ、利確や損切りのために必ず最後は売却しなくてはならない。そして株を売る人がいるということは、株価は下がるということです。ほとんどの事象が不確実である株式市場において、これだけは確実な事象として存在する、信頼できることですよね。

 

また、株よりも現金のほうが人生において必要不可欠なものである、という絶対的な事実が、「買われた株はいつかは売られる、つまり上がった株価はいつかは下がる」という命題の信頼度を上げているのです。

株よりも現金のほうが大切。これはどういうことかというと、有事の際には株なんかよりも現金が必要になるということです。たとえばこれは極論ですが、地震でもテロでもなんでもいいのですが、何か未曽有の大災害が起きたとき、手元に必要なのって株なんかじゃなくて現金ですよね?食料・水・ガソリン、、、何をするにも現金が力を持ちますよね。だからこそ、やはり株は売られる運命にあると推定できるのです。

 

で、鋭い読者のかたはこう思うかもしれません。「一度買われた株がいつかは売られるということの理屈はわかった。じゃあ逆に、長い間売られ続け下げ続けて、売りも枯れた株はどうなる?売り手がいなくなれば、いつかは買われて上昇するしかないよね。それなら、”下がった株は上がる”とも言えるだろ」と。

たしかに、チャートをたくさん見ていると、「上がり続けた株はいつかは下がるし、下がり続けた株はいつかは上がる」というパターンが非常に多く見られます。どんなに長く下げ続けた株でも、いつかは下げ止まって上げに転じます。なので、「下がった株は上がる」というのも、ある意味では真実です。

しかし、やはりそれでも、「上がった株が下がる」のほうがより信頼度が高いのですよ。なぜかというと、一度買われた株はほぼ確実に将来売られるが、一度売られた株が将来また買われるかどうかはわからないからです。ちなみに、ここでいう「一度売られた株」は空売りではなく、現物を全部売却したという意味です。

これはどういうことかというと、たとえば株初心者さんをイメージしてください。株で儲けようと思って現物株を買ったけど、手痛い損切りに終わってしまった。ここで強いメンタルを持っていれば、同じ株を再度買うかもしれません。ですが、手痛い損切りを食らってしまい、「株なんかもう二度とやらん」と退場してしまう人も一定数いる可能性は高いですよね。また、手痛い損切りに終わった株を「クソ株」呼ばわりして、もう二度と同じ銘柄は買わない、などとジンクス的な考え方をする人もいるかもしれません。

このことから、

「一度買われた株はほぼ確実に将来売られる。しかし、一度売られた株は将来また買われるかどうかはわからない」

「上がった株価は下がるが、下がった株価が上がるかどうかはわからない」

「上がったあとの暴落のほうが、下がったあとの上昇よりも発生が信頼できる」

「上げよりも下げのほうが起こりうる事象として信頼できる」

という論法になるのです。日本語がおかしい感じもしますが、フィーリングだけでも伝わるでしょうか、、、

上記のような思考経緯で、ぼくは「将来の暴騰」よりも「将来の暴落」のほうが信頼しています。これは、「人間の愚かさを信頼している」と言い換えることもできるかもしれません。もし、市場参加者が全員感情のないロボットなら、おそらく値動きはまったく発生しないか、完全にランダムな動きになるのではないでしょうか。同じようなチャートパターンが何十年間も繰り返し表れる以上、やはり投資家の心が値動きを作っており、その値動きの大部分は欲望や恐怖といった「人間の愚かな心」が作っているとぼくは思います。

 

 

暴落の条件

ぼくは現在、何百という銘柄の過去20年~30年分のチャートをひたすら見て、値動きの感覚を身につけようと修行しています。その中で、ひとつの確信を得ました。その確信とは、

「ある特定の条件に合致する上昇」をしたあとの株はほぼ確実に暴落する

というものです。

 

「ある特定の条件に合致する上昇」とは、具体的には、

  • 直近数か月間、大きな下げが一度もなく一本調子で上げ続けている。
  • 過去に作った価格抵抗帯にそろそろぶつかる。
  • 直近2週間、窓あけ陽線や大陽線が連続していて陰線がほとんどない。
  • 数日後に決算発表がある。(注)

以上のような条件を複数満たすものが望ましいです。これはまだぼくも研究中なので、今後も条件は増えたり減ったりするでしょうが、ざっくりとこれらを満たす場合、高い確率で近い将来暴落します。

一点、鋭い読者のかたはこう思うかもしれません。「決算発表ってファンダ要因だろ。チャーティストなら無視するんじゃないの?」と。そうなんです。もちろん決算発表はファンダ要因なのですが、あくまで決算発表が第一条件というわけではなくて、もしその他の暴落条件がそろっていて、それに加えて決算発表も数日後に控えている場合、より好条件になりうる、という意味です。なので、決算発表の重要度はこの条件の中では低いです。ちなみに、暴落の条件が整っている場合、良い決算でも悪い決算でも暴落する可能性が高いです。そしてその場合は「材料出尽くし」とか「織り込み済み」といった後付けの説明がされます。決算発表と同日あるいはその翌日の暴落を予測するときに見るべきなのは、前日のローソク足あるいは決算発表数日前からのローソク足と移動平均線の挙動ですが、そこはまた別の記事で書くかもしれません。

なお、チャーティスト同士でもこれは意見が分かれるところだと思いますが、信用倍率や出来高などは、現時点ではぼくは考慮していません。(将来的に考慮する可能性はあります)

 

 

過去保有銘柄で近い将来暴落が予想される2銘柄

それでは、ぼくが過去に保有したことのある銘柄の中から、そろそろ(今月か来月には)暴落するのではないかという2銘柄を紹介します。

なお、ここでいう「暴落」とは、1日で7%程度の下落、または1週間で15%程度の下落を指しています。

■暴落予言銘柄その1:6035アイ・アールジャパンホールディングス
ひとつめはアイ・アールジャパンHDです。日足チャートを見てみましょう。(画像クリックで拡大)

6035アイ・アールジャパンHD日足

6035アイ・アールジャパンHD日足

アイ・アールジャパンHDは過去に儲けさせてもらった思い入れのある銘柄ですが、今月か来月に暴落する可能性が高いです。過去に作った1,900円または2,000円という高値があり、ここが価格抵抗帯として上昇を止める砦となります。特に、2,000円という大きな節目をすんなり上抜く確率は非常に低いと思われます。昨年2018年の8月と10月に1,900円~2,000円で高値掴みし塩漬けにしている投資家たちが「早く建値で逃げたい」と祈りつつ、2,000円まで戻ってくるのを今か今かと待ち構えている姿が目に浮かびますね。残念ながら、そういった初心者たちの「願い」や「祈り」を簡単には叶えてくれないのがミスターマーケットの性格ですから、やはり1,900円付近で暴落するでしょう。また、この銘柄はぼくがタダ株として保有を続けている銘柄でもありますが、このチャート分析をしている中で暴落の可能性が高いと読み、200株のうち100株を売却し利確しました。

 

■暴落予言銘柄その2:6036KeePer技研
ふたつめは6036KeePer技研です。日足チャートはこちら。

6036KeePer技研日足

6036KeePer技研日足

こちらも昔儲けさせてもらった銘柄ですが、上記アイ・アールジャパンHDと同様、そろそろ暴落する可能性が高いです。こちらの価格抵抗帯は1,450円または1,500円ですね。

 

 

こちらの暴落予想も、2か月後ぐらいに答え合わせしましょう。

それではまた。

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Comments & Trackbacks

  • Comments ( 2 )
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  1. ハッキリ言っていいでしょうか?「スゲー!!でもここまで言い切って大丈夫か?」です(笑)

    まず理論については、とても勉強になります。僕を含む個人投資家の大方は買い目線なので、売り目線の観点は新鮮でした。決算の考え方も面白い。

    そんでアイアールジャパン。おっしゃる通り1900円、2000円が抵抗ラインだとは思います。出来高も伴っていないので強い買い方もいなさそう。ただ、逆に言えばここを抜けて来れば青天、更に一段高となる可能性もあります。僕なら2000円を終値で抜いてこないことを確認し、かつ25日移動平均を下回る段階になった時に売り、ですかね。KeePer技研も同じ感じでしょうか。

    ・・という誰もが考えそうなトーシロを鼻で笑ったうえで、この一見売りにくそうな2銘柄をあえて出しているところに南郷さんの自信がうかがえます。新生南郷投資法の第一弾、どうなるかワクワクしながら見守っていきます!

    • コーさんこんにちは。南郷です。

      暴落の予測なんて少しチャートリーディングを学べば誰でもできるようになりますし、この予想にあまり価値はなくて、ただの自己満足に近いですね(笑)

      それに、暴落の予想が当たったとしても、その暴落を空売りで利益として取れるかどうかはまったく別の話ですし、そこを取るためにも練習を繰り返しているところでもあります。

      空売りのエントリー方法に関しては、現在のところ順張りと逆張りの両方を構想中ですが、詳細はまた後日記事にできたらと思います。

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