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週間成績発表【第10週】一撃2万円の損切りで資金管理ルール追加。監視銘柄を減らしました

どうも、南郷です。今週もルール追加しました。それでは見ていきましょう。

口座残高、取引履歴、建玉一覧のスクショ

今週は丸紅と王子HDの理想的な利確があった一方で、オリンパスの痛い損切りがありました。

ほぼパーフェクトなトレードに満足

それでは今週トレードした銘柄のチャートを一挙掲載します。売買根拠や気づきなどはチャートに書き込んでいますので、クリックで拡大してご覧ください。

9449GMOインターネット
8002丸紅
8585オリコ
7733オリンパス
3861王子HD
6723ルネサス
3401帝人

3092ZOZO

7148FPG

今週はエントリーを厳選したのでトレードは少なかった印象なのですが、そうでもないですね。先週以前からエントリーしていた銘柄の利確と損切りがたくさんあったので、そのせいで忙しかったようです。




丸紅と王子HDの空売りはややチキン利食いではあるものの、「しっぽと頭はくれてやれ」を理想とするぼくの手法の観点から見ると、ほぼパーフェクトなトレードができました。なので、この2銘柄については満足です。

この2銘柄のトレード手法は「底練り失敗からのさらなる下げ(いわゆる底割れ)」を空売りで狙うというものでした。しかしこの手法はクラレでお見せしたように、ボックス相場で往復ビンタに巻き込まれる可能性も高いので、当面は封印します。底値圏というのは基本的にはボックス相場になるので、5日線の上抜け下抜けで入り続けていたら損切り連発になってしまうのです。これはクラレで痛いほど味わったので、ひとつの大きな学びであり教訓となっています。




なので先週もお伝えしているように、当面は「底練りからの上昇」か「天井圏からの下落」だけを狙うことにしたのです。それ以外の動きにはついていかない、そう決めています。




帝人で猛省トレード

丸紅と王子HDでパーフェクトなトレードができた一方で、帝人では猛省すべき事案が発生しました。チャートを再掲します。

3401帝人

猛省です。エントリー当初に決めた損切りラインを下抜いたのに、お祈りホールドをしてしまいました。なぜ20日線を下抜いたら損切りすべきかというと、暴落というのは株価が20日線の下に入り込んだあとに発生しやすいからです。これは過去のチャートを穴があくほど見まくればわかるのですが、ほとんどの暴落というのは、株価が20日線の下にあるときに発生します。なので、買いでエントリーしていて損切りラインを20日線と決めたのなら、そこを割ってきたら問答無用で損切りすべきなのです。

今回のトレードでは運よく暴落せず、20日線を割った翌日は横並び陽線となって損切りしたのでマイナス2%程度という小さな損失でとどめることができましたが、15%程度の暴落に巻き込まれていた可能性も十分にありました。

お祈りホールドとは、含み損になったポジションを損切りできずに「戻ってくれ!頼む!」と神様にお祈りしてホールド継続することで、トレードの禁忌、絶対にやってはいけない行為です。カイジも言ってますよね、「神に祈った時点で…負けだろうがっ…!」と。

お祈りホールドの行く末は塩漬け株、未来永劫買値まで戻らずに資金を永遠に凍結されるという、まさにトレーダーにとっての死への片道切符です。お祈りホールドの怖いところは、それがたまに報われて含み損から含み益へ生還できてしまうケースもあることです。これに味をしめた初心者は、だんだん「損切りなんてしなくてもいつかは戻るんだから、ホールドホールド♪」という悪魔の思考に侵されていきます。そして損切りしなかった、たった1回のトレードで大損失を出し、マーケットから退場していくのです。これは何十年も前から繰り返されている人類の愚行であり、勝ち組トレーダーになりたかったら絶対に侵入を許してはならない、死に至る病です。

今回、帝人でその愚行を犯してしまいました。自分で決めた損切りラインを無視し損切りできなかった日は、ひどく罪悪感を感じました。しかし、罪悪感を感じながらも、心の一方では「明日戻れば強いはずなんだから、ここはホールドで正解だ」という、自分を正当化する声も聞こえました。翌日、横並び陽線が出て、終値でも20日線を上抜けない弱さを見て、ぼくは静かに損切りしました。残ったのは自分への嫌悪感でした。そして「暴落しなくてよかった」と安堵しながら損切りしている自分に対して「こんなトレードをしているあいだは勝てるようにはならんぞ」と思いました。

おそらく長い目で見ると、丸紅と王子HDの利確トレードなんかよりも、帝人の損切りトレードのほうが重要であり、忘れてはならないトレードです。当初に定めた損切りラインは絶対に守ること、これは多くの勝ち組トレーダーが述べている事実ですし、逆に多くの負け組トレーダーが実践できていないことです。ここに勝ち組と負け組の差があります。

まだまだ負け組トレーダーのぼくが勝ち組に変わっていくには、こうした「負け組トレーダーのやりがちな行動」をひとつずつ排除して、勝ち組トレーダーに近づけていくしかありません。

資金管理ルールを追加

ところで今週はオリンパスの大きな損切りがありました。チャートを再掲します。

7733オリンパス

ぼくの売買タイミングは14時~15時なので、終値で損切りラインを抜いたら「引け値成り行き」で損切りしています。オリンパスのトレードでは、当初定めた損切りラインは守れてはいるのですが、よく見ると損切りした前日にすでに20日線が上向いており、強さを取り戻した気配が出ています。ここで損切りできれば花丸でした。

さきほど述べたように、暴落は下向き20日線の下に株価が落ちてから発生するケースが多いのですが、逆も同様で、暴騰は株価が上向き20日線の上にあるときに起こりやすいのです。なので、ここはもう少し移動平均線の向きに敏感にならなくてはいけなかったと思います。帝人ほどではないですが、反省案件です。

また、今回のオリンパスのトレードでは、調子に乗って300株も空売りしてしまいました。金額にして35万円ほどの空売り玉だったのですが、これはいただけなかったと思います。もちろん、利益方向に動いていれば利益も大きかったとは思うのですが、正直に言うと「勝ちを急いだ気持ち」がありました。

というのも、ブログでこれだけ大きなことを言っておきながら結果がついてきていない現状に、無意識に焦りを感じていたのでしょうか、「このあとオリンパスは暴落するはず。ここは大きく張ってこれまでの損失を帳消しだ!」と考えてしまったのです。今思うと、いわゆる「リベンジトレード」に近い心理状態だったと思います。これも負け組トレーダーの典型的行動で、一発で大利を狙い、その一発で逆に行ってしまい、大損するのです。まだたしかな売買技術もないのに、一発のトレードに駆けてしまう、これは避けなくてはいけません。

新手法でのトレード再開当初、ぼくは「2~3か月ぐらいは負けるかもしれないけど、そこからは実弾トレードにも慣れて勝てるようになるだろう」とか甘く考えていました。が、ここにきて考えを改めました。そんなに簡単に勝てるようにはならないな、と。最低でも1年、もしかしたら3年ぐらいは負け組トレーダーから脱却できないかもしれない、と考え直したのです。

実弾トレードへの恐怖心は、スタート当初よりは小さくなってきてはいますが、やはりまだエントリー時に恐怖心はありますし、損切りするときも心が痛みます。利益を伸ばしているときはハラハラしていますし、損切りすべきところでお祈りホールドしてしまうこともあります。こんな初心者同然の状態で、1銘柄の一発逆転にかけてトレードするなんて、危険すぎますよね。資金や銘柄を分散しすぎるのもよくないと思いますが、現状では、トレードすればするほどお金が減っていってます。これは一言でいうと、「へたくそ」ということです。

なので、当面はエントリーする際の株数は最低単元100株のみとします。本当は打診エントリーと本玉追加をやりたいのですが、まだそんな高等テクニックを試す段階にきていないことを自覚しました。最小単元、最小株数であっても、トレードがうまければ資金は増やせるはずですよね。それで増やせるようになってから、確かな技術が身につき、自信がついてきてから、株数を増やすことにします。身の丈に合わないトレードをすれば、資金が枯渇するのも早いです。ぼくにとって、開始資金の100万円というのは、大げさかもしれませんが、いわば「命」なのです。この100万円がなくなることは、マーケットからの退場を意味します。以前述べたように、現状株式投資に回せる資金はあと500万円以上はあるのですが、「この100万円がなくなっても次の100万円があるさ」などという甘い考えは排除せねばなりません。

カイジでいえば、エスポワールに乗船したときの手持ち資金1000万円なのです。「種銭がなくなること=死」なのです。これぐらいの覚悟でやらなくてはいけません。大切な種銭をへたくそなトレードで勝ち急いでどんどん減らしてしまうのは愚の骨頂です。

こういう経緯があり、今後は資金管理の一環として、以下のルールを追加します。

  1. 複数銘柄に同時エントリーしてもよいが、建ててよい株数は最低単元のみとする。
  2. 株価2,500円以下の銘柄しかエントリーしてはいけない。
  3. 建玉可能限度額は種銭の約70%までとする。

それぞれ補足説明します。

(1)複数銘柄に同時エントリーしてもよいが、建ててよい株数は最低単元のみとする。

これに関してはすでに述べたとおりです。

(2)株価2,500円以下の銘柄しかエントリーしてはいけない。

ぼくは現状へたくそなので、トレードすれば損失を出す可能性のほうが高いです。なので、なるべく安い銘柄を多くトレードして、トレード回数という経験を積みたいと思っています。技術がともなっていないのに、株価が1万円を超えるような銘柄をトレードしていては、資金がいくらあっても足りません。1,000円の銘柄で5%の損切りをすれば5,000円(100株なので)減るだけですが、1万円の銘柄で5%の損切りをすると5万円も減ってしまいます。5万円の損切りが連続すれば、100万円なんてあっという間に溶けてしまいます。なので当面は株価2,500円以下の銘柄のみをトレードしていきます。

この株価2,500円以下の銘柄のみトレードするというルールには、資金を守る以外にもメリットがあります。ぼくはこれまで、日経平均株価構成銘柄225銘柄とJPX日経400構成銘柄400銘柄を監視していました。かぶっている銘柄もあるので、実際に監視するのは450銘柄ほどなのですが、それでも多すぎますよね。これを毎週末に眺めて「来週エントリーできる形になりそうな銘柄はどれか」と探すのがこれまでの日課でした。ですが、450銘柄も見るのは半日ぐらいかかりますし、銘柄数も多いのでどの銘柄が現在どの形状かなど、覚えて整理するのが大変だし、全然フォローできてなかったんですね。結果として、エントリーが雑になってしまっていたのだと思います。

それで今回、2,500円以下の銘柄だけに絞った日経平均&JPX日経400採用銘柄のリストを新たに作成し、今後はこれを監視していくことにしたのです。それでも200銘柄ぐらいあるのですが、監視銘柄が半分に減ったことで、各銘柄により一層集中できます。また、監視銘柄を精査する頻度も下げることにしました。これまでは毎週末に450銘柄すべてに目を通していたのですが、今後は月末に一度だけ200銘柄に目を通し、翌月にエントリーできる形になりそうな銘柄のみ抽出したリストを作成することにし、翌月1か月間はそのリストの銘柄だけを見ていくことにします。この「翌月戦う銘柄リスト」は現在のところ50銘柄ほどですが、その中で実際にエントリーできる形になる銘柄はそれほど多くないので、いい感じでバランスが取れたので満足しています。

これまでの2か月のトレードを振り返るに、おそらくエントリー回数と監視銘柄が多すぎたし、それに加え、試す手法が多すぎたため、無意識のうちに各トレードの重みが薄れ、どこかで手抜きトレードになってしまっていたのだと思うのです。なのでこれを改革し、1回1回のトレードに真剣に向き合い、重みを感じつつ、資金が減る痛みを味わい、失敗トレードから学び、同じ失敗を繰り返さぬよう、改善を続けていくべく、こうしたルールを追加するに至ったのです。

(3)建玉可能限度額は種銭の約70%までとする。

これも資金を守るためのルールです。信用取引では種銭の3倍までの金額を建てられますが、へたくそが限度いっぱいまで玉を建てても、資金を3倍のスピードで減らすだけです。現状ぼくの種銭は95万円ですから、種銭×70%の約66万円が建玉金額の上限です。このルールは、将来成績が向上してきたら80%,90%,100%と段階的に上げていけたらいいですが、まだまだ先の話ですね。

毎週のように新ルールを追加していますが、こういった資金管理ルールは、へたな手法構築よりも大切なことだと思うのです。それではまた来週。

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