どうも、南郷です。今週も手仕舞いはすべて損切りとなりましたが、また貴重な学びを得た週となりました。それでは見ていきましょう。
口座残高、売買履歴、建玉一覧のスクショ
以上のように今週も3回の損切りがあり、合計約2万円が削られました。中でもZOZOの損切り額は一撃1万円を超えており、記憶にある中では、おそらく最低単元ベースでの損切り額の最高額を更新しました。
株価が安いのであまり目立っていませんが、じつはルネサスも非常に大きなパーセンテージの損切りとなっています。650円で買って594円で損切りしているので、じつにマイナス9%もの損切りです。ぼくが想定しているリスクリワード比率は1:2程度で、損失1に対して利益が2というイメージです。理想はプラス10%で利確、マイナス5%で損切り、ぐらいに考えています。なので、ルネサスのマイナス9%という損切りは非常にマズイです。早急に改善策を考えねばなりません。
売買銘柄のチャート確認
では今週の売買銘柄のチャートを一挙掲載します。いつものように売買根拠や気づきなどはチャート画像に直接書き込んでありますので、画像クリックで拡大してご覧ください。






(仮説)損切り前提でエントリーすればいいのではないか
今週も手痛い損切り週となったのですが、改めて気づかされたことがあります。
それは、「前日比5%以上上がった日の陽線終値で買うと損切り額が大きくなる」という点です。過去の損切りを振り返ってみたのですが、大きなパーセンテージでの損切りとなったのは、5%以上上がった日の陽線終値で買った場合がほとんどだったのです。今週損切りしたルネサスもそうですし、過去に損切りしたオリコもそうでした。また、ZOZOは前日比4%ほど上がった「準飛んだ足」の陽線終値で買ったところ、やはりこれもすぐに逆行し、大きな損切り(マイナス5%)となりました。
じつはこの損切りになったZOZOのトレード、「飛んだ足では入らないほうがよい」という概念に気づき始めた頃だったので、買うときには「即座に逆行して損切りになるかもな、、、」とうっすら頭をよぎりました。損切りラインも節目2,000円で設定してはいましたが、本来なら20日線を損切りラインとして押しを待ってから連続陰線の終値で入るべきとわかっていました。わかっていながらも、誘惑に負けて入ってしまいました。「前日比4%しか上がってないし、飛んだ足とはいわないだろう」と甘く考えて高値つかみしてしまったのです。
結果的にZOZOの1回目の買いエントリーは失敗でしたが、ルールを守って損切りできたことと、翌日に横並び陽線となったところで買いエントリーできたのは悪くはなかったかなと思います。来週も下がって20日線を割ってくるならこれも損切りとなりますが、1回目のエントリーよりは質の高いエントリーだと思うので、納得の損切りとなるはずですし、損切り額も小さく限定できると思います。
この一連の損切り経験の中から、新たな仮説が生まれてきました。
「損切りになる前提でエントリーすればいいのではないか」という概念です。
どういうことかというと、エントリー直後に利益方向に動く期待はせず、即逆行して損切りになるイメージをしておくのです。ぼくは今週中、ずっと考え続けていたんですね。「なぜ損切り額が毎回大きくなってしまうのだろうか??」と。
理想を言うと、損切り額は1%~3%にとどめたいと思っています。利確は5%~10%ぐらいです。でも、毎回損切りが5%を超えてしまう。これは前回の記事で話した「イメージどおりではない損切り」にあたります。そのポジションが損切りになることをリアルにイメージできていないから、軽い気持ちでエントリーして想定外の動きで損切りになってしまう。想定できてないから損切り額がつねに大きい。こういうメカニズムで、ぼくの損切り額はいつも5%を超えてしまうのではないかと仮説を立てたのです。
「トレードを損切りから組み立てる」
このことの重要性が改めて認識されてきたのです。「利益方向の動きなんて、イメージするのを忘れてた」ぐらいがちょうどいいのではないか。損切りになる動きをしつこいぐらいイメージして、自分の戦いやすい損切りラインを設定できるポイントでしか入らないようにする。自分の形になるまでチャートを引きつけてから入る。このことが重要なのではないかと思い至ったのです。
「トレードを損切りから組み立てる」というのは、ぼくが尊敬しているある勝ち組トレーダーの言葉なのですが、今になってようやく実感としてこの言葉の意味がわかってきた気がします。そういうことだったのか、と。
なので今後は以下のことを徹底します。
- 損切りになる動きをエントリー前に必ずイメージする
- 損切りラインは損失が5%を超えないところに設定する
- 損切りラインはなるべく5日線か20日線付近に設定する
- エントリー翌日に逆行する前提で、その逆行の動きもイメージして入る
- 前日比5%以上上がった足では買わない
- 2日か3日連続の陰線で下がったあとの陰線終値か横並びコマ足で買う
- 損切りになったトレードを重く受け止め、必ず振り返りをする
損切りラインを近いところに設定するには、やはり上に飛んだ足で買うよりも、連続陰線で下げた陰線終値で買うほうがやりやすいです。ですが、連続陰線で買う場合、場面を選ばないとそのまま暴落していく可能性もあります。なので移動平均線が損切りラインとして目安になりそうな局面でしか入らないようにします。
連続陰線の終値で買うときは、底練りから上昇に転じた直後の押しで20日線あたりまで下げたとき、ここがひとつの狙い目だと思います。チャートでいうと現在買いで入っているZOZOなんかがまさにその場面で買っています。

チャートに記入しているように、そのまま20日線を下抜いて暴落する可能性もあるので、その場合は潔く損切りしなければなりません。あくまで「損切りラインが設定しやすい場面」というだけで、けっして「勝ちやすい場面」というわけではありませんので。
損切りラインが設定しやすい場面でのみ入る。これは今後トレードしていくうえで、重要な視点となる発見かもしれません。それではまた来週。
LEAVE A REPLY