どうも、南郷です。今週の成績を見ていきましょう。
口座残高、取引履歴、建玉一覧のスクショ
今週も細かい損切りの続いた「入り直しの週」となりました。日清紡だけは利益を伸ばしている段階で、来週も利益方向に動きそうなら追加玉を入れるつもりです。
単一銘柄順張り手法の元手100万円を入金完了
いよいよ来週スタートとなった新プロジェクト「単一銘柄順張り手法」ですが、今週100万円を入金完了し、出動の準備が整いました。取引予定銘柄はチャート的にも入りやすい形になりつつあるので、来週は打診エントリーぐらいはできそうです。
なぜ単一銘柄なのか?
新プロジェクトでは、たったひとつの銘柄だけを繰り返しトレードしていきますが、ぼくがこの形式を取り入れるに至った経緯を少し説明しておきます。
以前にも書いたと思うのですが、株価の値動きには銘柄ごとの癖が存在する気がするのです。これはたとえば「5日線付近での挙動」や「前回安値付近での挙動」だったりします。5日線を陽線で上抜いたら買うというロジックで勝ちやすい銘柄もあれば、20日線まで陰線で下げたところで買うと勝ちやすい銘柄もあります。また、暴れ馬のごとく上下に激しく動く銘柄もあれば、比較的安定した動きを見せる銘柄もあります。
ぼくはいろいろな銘柄のチャートを何十年分とトレード練習していく過程で、このような「値動きの癖の存在」に気づきました。とはいっても、本当に銘柄ごとの値動きの癖が存在するかどうかは、人によって感じ方も違いますし、一概に言えないかもしれません。少なくとも、ぼくは「銘柄ごとの値動きの癖が存在するのではないか」と感じたということです。
「もしかしたら銘柄ごとの値動きの癖が存在するのではないか?もしそうだとしたら、たったひとつの銘柄に集中して、繰り返し同じようなトレードをしていったほうが、たくさんの銘柄をやるよりも再現性の高いトレードができるのではないか?」と思い至ったのです。
また、「値動きの癖に慣れる」以外にも、単一銘柄トレードには以下のようなメリットがあると考えています。
- 銘柄選択による後悔の排除
- ポジポジ病の抑制
- 銘柄フォローにかかる手間の削減
それぞれ説明します。
銘柄選択による後悔の排除
たとえば、ほとんど同じチャート形状をした銘柄Aと銘柄Bがあったとします。資金管理的に、両方にはエントリーできないので、Aの銘柄だけにエントリーしましたが逆行して損切りとなりました。このとき、もしBにエントリーしていれば利益になっていた、、、というケースがこれまでたくさんありました。
もちろん、ほとんど同じチャート形状のように見えてじつは見落としていた要素があったのかもしれません。自分のチャート読解力を上げていけば、このような銘柄選択ミスは減らしていけるのかもしれせん。しかし、このような「銘柄選択にかかる時間や後悔」というのは、複数銘柄を監視対象としている以上、避けては通れない道です。
単一銘柄トレードなら、このような「あっちの銘柄を選んでおけばよかった」という後悔は発生しようがありません。トレードできる銘柄はいつも決まっているので、複数銘柄にエントリーするよりも、より実力が反映された結果となるはずです。実力が反映されるということは、再現性が期待できるということだと思います。ぼくが求めているのは、運で一時的に勝てるトレーダーになることではなく、実力で勝ち続けられるトレーダーになることです。そのために、トレード対象をたったひとつに絞り、愚直にエントリーを繰り返していくほうが近道になると感じたので、単一銘柄トレードをすることにしました。
現に、勝ち組トレーダーというのは、トレード対象が少なくても勝ち続けています。FXトレーダーはそもそもトレード対象の選択肢が少ないですし、日経平均先物などはトレード対象がひとつしかありませんが、勝ち組トレーダーはそれで勝ち続けています。
ポジポジ病の抑制
単一銘柄に集中することで、ポジポジ病の抑制が期待できます。ポジポジ病は負け組トレーダーのお家芸。余力があればどんどん無謀なエントリーを繰り返し、資金を減らしていきます。チャートがエントリーの形になっていないのに、とにかくエントリーしたくてたまらないので、我慢できずに不利なところでエントリーしてしまい、結果として損切り連発になってしまう。
勝ち組トレーダーはエントリーを厳選し、ここぞというときにエントリーします。
ぼくは現行手法の5分割逆張り手法では1200円以下の銘柄を80個ほど監視していますが、ややポジポジ気味であることは否めません。一応、現行手法ではポジポジ病をケアするという意味でも資金を5分割にしているのですが、それでもやはりエントリー回数が多すぎると思います。「わかっているならもっと厳選してエントリー減らせよ」と言われそうですが、そうなると今度は全然エントリーできなくなってしまうので、なかなか難しいところです。
いっぽう、単一銘柄トレードでは、「原則として60日線の方向に順張りエントリー」というルールがあるので、短期間に売りと買いの目線を切り替えて目まぐるしくエントリーするようなことはありませんし、往復ビンタにも比較的なりにくいことがわかっています。(あくまで過去チャートの練習上では、です)
ちなみにトレード予定銘柄はここ半年ほど上昇トレンド継続中なので、60日線は当然右肩上がりになっています。よって、今後しばらくは買いエントリーだけに絞ってトレードしていくことになると思います。例外的に、「60日線が上向きでも空売りしてよい条件」を設けていますが、この条件が出現することは1年に何回もありませんし、この例外ルール適用時は打診エントリーのみとし、本玉追加はしない、と決めています。
銘柄フォローにかかる手間の削減
上述しましたが、資金5分割トレードでは約80銘柄を毎日チャートチェックしています。1枚のチャート確認にかかる時間は数秒ですが、80銘柄も見るとなると、やはりそれなりに時間がかかります。
いっぽう、単一銘柄トレードなら1日1枚しかチャートを見なくていいので、1枚のチャートにしっかりと時間をかけられますし、1枚のチャートを何日も眺めることになるので記憶にも残りやすくなります。
同じチャートは二度と出てきませんが、似たようなチャートは繰り返し出現します。なので、ある意味ではチャート分析は「過去問の繰り返し」という側面があります。単一銘柄に集中することで、自分の得意パターンや苦手パターンもたくさん蓄積できますし、複数銘柄に意識を分散させるよりも効率的に、トレードの反省やミスの改善などができると期待しています。
単一銘柄トレードには以上のようなメリットがあると、現時点では考えています。
いよいよ来週から新プロジェクトのトレード開始となります。さきほども述べましたが、すでにかなり上がったあとの天井圏なので、買いで入るのは本当に怖いのですが、おそらく買いエントリーすることになるでしょう。ガクブルです。
それではまた来週。
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