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単トレ週報【第2週】60日線順張り手法で過去の暴落チャートを検証してみた

どうも、南郷です。今週の単トレ週報をアップします。

口座残高、取引履歴、建玉画面のスクショ

今週もエントリーは見送りとなり、ノートレードとなりました。

開始資金100万円は手つかずの状態で出動待機中です。

太陽誘電は想定どおりの値動きで下落中

今週終了時点での太陽誘電のチャートを見てみましょう。

値動きは先週想定した「シナリオその1」に似たものとなっています。以下が先週作成したチャート画像です。

先週作成したシナリオ

先週の想定どおりなら、来週は反発上昇があることになりますが、来週は金曜に決算発表があるので、20日線までは上げずにヨコヨコの様子見相場となる可能性も考慮しておきます。もし想定どおり20日線より上に上げてくるようなら、いよいよ再来週ぐらいには買いでエントリーできるかもしれません。

来週金曜に決算発表なので、来週もエントリーはしないつもりです。読者の皆様は退屈に思われるかもしれませんが、今しばらくお待ちください。そう遠くない日に、記念すべき初エントリーの機会が訪れるはずですので。今は「見(けん)」の姿勢を貫きます。

来週以降、暴落したらどうするか?

現在の太陽誘電は半年以上ほとんど暴落もなく上げ続けてきたので、青色の60日線は元気に上を向いています。こちらの手法では、原則として60日線の方向に順張りエントリーしかできませんから、たとえ来週以降暴落しても空売りで入ることはできません。

ここ半年で約2倍になるほど上げてきたわけですから、もし暴落があるとすれば、それなりに大きな値幅の下げとなるはずです。さすがに2000円までは下がらないとしても、3000円は簡単に割ってくるだろうし、2500円も十分にありえる範囲です。

下図は先週作成した空売りのシナリオですが、このような形になれば空売りを解禁してエントリーしていきます。

太陽誘電 空売りシナリオ

まず、最初の下げで60日線を下抜きますが、ここでは空売りエントリーはできません。60日線がまだ上向きですし、一度戻りを待ちたいところです。2018年7月の天井圏では、7月から8月までの一度目の下げのあとに、半値戻しをしています。2020年も同じような値動きになるとは言い切れませんが、似たような値動きになる可能性はあります。

ここで重要なのは、もし2018年と似たような値動きになったら、躊躇なくエントリーすることです。具体的には、60日線が下向きに折れると同時に、ローソク足がすべての移動平均線を下抜いてきたら、空売りエントリーします。

2018年の天井圏からの下げでは、ボックス期間がほとんどなく、すんなり落ちました。今年もボックスなしですんなり下げてくれれば簡単なのですが、そう簡単にはいかないのが相場です。もしかしたら、今年はここから半年ぐらい、天井圏でボックスを続ける可能性も十分にあります。

そこで、ボックス期間が長く続くケースを想定して、練習トレードをしてみました。以下は、2006年1月~5月まで天井圏で約4か月間ボックスが続いたあと、下落に転じた太陽誘電の過去チャートです。

ご覧のように、ボックス期間中は微益撤退や損切りが続くものの、最終的には大きな下落を空売りで取れる結果となっています。ここで重要なのは、天井圏で不用意に空売りエントリーせず、あくまでエントリー方向は60日線の方向に順張りのみとする、という点です。

これは当ブログで何度も述べているように、ぼくが過去にクラレの往復ビンタトレードから学んだ教訓です。不用意にドテンを連発すれば、損切り連発となり退場が近づくのです。もちろん、めちゃくちゃトレードがうまい人はドテンでもなんでも連発すればいいと思います。しかし、ぼくのような負け組トレーダーがドテンをしても、即逆行損切りとなり、頭に血がのぼってまたドテンし、また即逆行し頭に血がのぼってドt(以下無限ループ)、、、となってしまうわけですね。いや~、本当にドテンって怖いですね。

話を太陽誘電に戻しますが、現在の株価は20日線と60日線のあいだまで落ちてきていますね。これが何を意味するかというと、ここからボックス入りする可能性がけっこう高い、ということです。60日線と20日線のあいだで、いわゆる三角持ち合いのような形になるのですが、要するに「上に行くのか下に行くのか、どっちつかずの日和見状態」ということで、この期間中にエントリーするとノイズにかかりやすく、損切りになりやすいのですね。

なので、もし2020年の太陽誘電がこれからボックス入りするとしても、60日線が上向きのあいだは空売りは厳禁とし、買い目線だけでチャートを見ていくことになります。当然、エントリーチャンスは激減しますが、そのぶん損切りも減らすことができますね。大事なチャートなので再掲しますが、

この2006年のチャートのように、「長いボックスのあとには、必ず上か下のどちらかに大きく動く」という事実があります。これは過去何十年の、あらゆるチャートに共通する鉄則です。そしてここで重要なのは、長いボックスを抜けるまでに、種銭をいかに守り抜くかという、「守りの思考」です。麻雀でいうとベタオリしつつもテンパイを狙ってノーテン罰符を回避するような感じです。わかりにくいですね(苦笑)

ボックスはいつ終わるのか、誰にもわかりません。2週間で終わることもあれば、4か月続くこともあります。ただし、終わらないボックスはないのです。ボックス抜けの初動から入るためにも、打診エントリーは続けなければなりません。「このブレイクもどうせダマシなんだろ?」と疑いながらも、それでも打診エントリーを続けなければ、いつ終わるかわからないボックス抜けの初動に乗ることはできないからです。

過去チャートでの練習で判明しているのですが、たとえ天井圏でも60日線の方向に順張りエントリーを続けていれば、いつかは値動きの方向にうまく乗ることができます。ここで怖いのは、60日線が上向きなのに短期間のあいだに暴落し、その値動きに乗ることができなかった場合です。下図でそのような急落に乗れなかった場合のチャートを見てみましょう。

取れた値幅をわかりやすく視覚的にするために、利確できた値幅を黒枠損切りになった値幅を赤枠で書き込んでみました。どうでしょうか。オレンジ枠内の暴落が取れなくても、この期間のトータルでは大幅プラスで終えられたことになります。

この2004年4月のチャートは、天井圏でボックスをほぼ経由せず、突然暴落したケースです。このときは、2000円から1500円まで一気に暴落したあと、2か月ほどボックスを経由し、そこから下降トレンドが始まっていますね。暴落にも乗れず、さらにそのあとで地獄のボックスが2か月も続くという、およそ最悪の展開ですが、それでもトータルではプラスで終えられるのです。この事実は、ぼくが今後このロジックに従ってトレードをおこなうにあたり、非常に大きな心のよりどころとなることでしょう。

必要なのは、どんな状況でも60日線の方向に順張りエントリーを愚直に繰り返していくこと。自分の感じる天井圏や底値圏など、気にせず60日線の方向だけを信じてエントリーしていくこと。相場は相場の行きたい方向に動く。こちらの都合などお構いなし。正しいのはいつだってミスターマーケットただ一人。

それではまた来週。

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