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【号外】さよならアベノミクス。リーマン級の長期低迷相場がやってくる可能性65%!!月足チャートで理由を解説

どうも、南郷です。日経平均がいよいよヤバイ水準に落ちてきたので、ちょっとした相場観測を書きます。なお、この記事はあくまで私チャーティスト南郷の見立てであり、実際の売買を推奨するものではありません。投資は自己判断自己責任ですので、冷静な投資行動を取りましょう。

未曽有の暴落相場はまだ始まったばかり

あなたも体感で感じていることでしょう。「ここ2週間ぐらい、めちゃくちゃ下げたなぁ。めちゃくちゃ含み益が減ったなぁ。めちゃくちゃ含み損が増えたなぁ。。。」と。

ぼくは現物株はホールドしないので一切苦しんでないのですが、おそらく空売りはやらない現物株ホールド組の皆様におかれましては、おもしろくない相場が続いていることと思われます。ぼくも昔、株式投資をはじめて間もない頃、2016年2月の暴落では同じ立場だったので、心中お察しします。

あのときは、蛮勇といえる行動で暴落したエニグモやシュッピンなんかをナンピンしまくって、運よく助かったりもしました。ですが、今もし現物株をホールドしていたとしたら、絶対にナンピンなんてしないし、もしナンピンするにしても空売り玉を建てながら仕込むと思います。

さて本題に戻りますが、いよいよ日経平均がヤバイ水準まで落ちてきました。まずはチャートを見てみましょう。

もっと広く、バブル前後まで含めた月足を見てみましょう。

いかがでしょうか。

長い上昇トレンドが続いたあとに久しぶりに60か月線を陰線で下抜いたあとには、ほぼ確実に3年~6年程度の長い下降トレンドが形成されていることがわかると思います。

この「長い上昇トレンドのあと」というのがポイントです。2枚目のチャートだと、灰色で囲った部分では60か月線を抜いたあとに長期トレンドが形成されず反転している箇所もいくつかありますよね。灰色で囲った部分では、月足単位のボックスになって、トレンドが発生せずに押し戻されている印象を受けます。

ですが、長い上昇トレンドのあと、たとえばバブル上昇のあとの60か月線下抜き後には長い下降トレンドが形成されていますし、2003年~2008年の上昇トレンドのあとに60か月線を下抜いたあとにもやはり長い下降トレンドが形成されています。

これは相場の鉄則ですが、「上げ続けた相場は下がる」のです。以前、以下の記事で書いたのですが、バカみたいに上がった相場は必ずバカみたいに下がるものなのです。

⇒構想中の新手法で空売りを主体とする理由「空売りのメリット」とは?あの過去保有銘柄の暴落を予言します

もし本当に3年~6年の下降トレンドが始まるとしたら下値は?

ぼくはチャート信者なので、もし今月の月足で60か月線を下抜いてきたら、今後数年間、たぶん3年~6年程度の下降トレンド(または下がってヨコヨコの低迷相場)が始まる可能性のほうが高いと思っています。

あくまで可能性ベースの話ですが、65%ぐらいの確率で下降トレンドになると思います。逆に上昇トレンド回帰したときにはぼくの相場観が外れたということですが、まぁそのときはみんな株価が上がって幸せだし、いいじゃないですか。(笑)

ではもし下降トレンドが始まったとして、その際の下値ですが、やはりこれは前回安値が強く意識されますし、前回安値ぐらいまでの下げはあると見ておいたほうがいいです。

以下、月足にフィボナッチを当てた図です。

さすがにアベノミクス開始前の底まで落ちることはないとは思いますが、過去のチャートを見ているとないとは言い切れないのが怖いところです。。。現物株を持ってる人は空売りでヘッジをかけておくか、早めに逃げておくか、なんらかの建玉操作をしておいたほうがいいですよ。現物株を持っているなら、空売りをしてもし上にいかれたとしても、現渡で逃げることができます。下がれば空売りの利益が取れて現物株のコストも下げられますし、やらない手はないでしょう。もちろんある程度のチャートリーディングができないと空売りは危ないと思いますが。

さて今後始まるであろう年単位の下げトレンドにおいて、ぼくが日経平均の底とみているのは15300円です。15300円は2016年の暴落を止めた価格帯であり、強い支持力が働く可能性の高いゾーンです。しかし、もしそこも下抜いてくるなら、半値押しの14472円付近もありえるし、かなり可能性は低いもののアベノミクス開始前の価格まで落ちるかもしれません。

企業は成長してるし、アベノミクス前の価格まで落ちるなんてありえない

「今後数年間は下降トレンドになる」などと悲観論を述べると、必ずファンダ派の人からこのような反論があるでしょう。

「アベノミクスの数年間、企業の成長とともに株価は上がってきたんだ。企業価値は上がってるんだから、株価がアベノミクス前の価格に落ちることなんてありえない。もしそうなったら空前の買いチャンスだ」と。

そう思いたい。ぼくももし現物株を持っていたらそう祈りたいですし、希望にすがりたいですよ。減っていく含み益をウーウー言いながら眺め、ついには含み損に転落し、それでも下げ止まらず増えていく含み損に歯ぎしりしながら、それでも損切りできずに握り続ける。「配当があるから大丈夫」と言う人もいるかもしれませんが、企業は配当を減らしたり停止したりする可能性もありますよね。

含み損になった株を握りしめるのは握力ではなく、単なる祈りです。握力とは、含み益を伸ばすときに使う言葉です。

カイジも言ってるんですよ。「勝負ごとで祈ったら負けなんだ。己以外の何かに頼った時点で負け」と。

9割の人が負ける相場という厳しい世界で、お祈りホールドなんてしてる弱い投資家は全員焼き尽くされ淘汰されて当たり前ですし、ここ数年のラッキー相場で財を成した勘違い投資家たちは、今後始まる数年間の下降トレンドで真価が問われるでしょう。

さぁ、空売りの舞台は整った

じつはぼくの監視銘柄である太陽誘電、まだ場中ですが、ついに60日線が下向きに折れました。今後、いい形になったらいよいよ空売りをしていきます。

また、水面下で進めている「計画的ナンピン手法」で監視している銘柄も、いい感じに下げの形になってきています。天井から下げを空売りで取れている銘柄もありますし、この暴落の中、空売り両建てしつつ計画的ナンピンで買い玉を建てている銘柄もあります。こちらの実験的売買記録は公開する予定はありませんが、年内にはメイン手法のひとつとしてお披露目できると思います。

投資家の皆さん、この暴落、生き残りましょうね。そして利益を出していきましょう。ぼくもまだまだ発展途上ですが、この1年は飛躍の年にできる自信があります。(相場は飛躍どころか墜落でしょうが)

それではまた。

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