どうも、南郷です。今日、証券口座にスタート資金200万円を送金しました。着々と「少数銘柄集中投資」の準備が整いつつあります。
この記事では、今回の手法の根幹である概念「ナンピン塩漬け」について、メリットとデメリットを考察します。
最大のメリット「助かる可能性」
塩漬けって本当に愚か者のやることだと思って今まで考えもしなかったのですが、意外とメリットがありそうです。
まず、最大のメリットとして「助かる可能性を残しておける」というのがあります。買った株が下がっていく。もうダメだと思って損切りする。するとそこから、あざ笑うかのように株価が反転上昇し始める、、、、これってよくあるパターンですよね。
もちろん、損切りした価格からさらに下がり続けて、未来永劫戻ってこない可能性もあります。そこが怖いところではあります。ぼくが過去に取引した銘柄でいうと、ウェッジHDっていう銘柄がありますが、あれは600円台で買って400円台で損切りしたんですが、その後も下がり続けて100円前後をウロウロし続けています。こういう銘柄に1銘柄集中投資して塩漬けになったら、それこそ一生浮かび上がれないまま終わるでしょう。
でも、このウェッジHDにしても、コロナショックで75円まで下がったあと、一時は275円あたりまで上がってるんですよね。

600円で買った人は助かってませんが、100円台で買ってた人はこのタイミングでみんな一度は助かったということです。もし75円でナンピンできていたら、助かるどころか利益になってた人もいたことでしょう。
ナンピン塩漬けというと、一見アホみたいなお祈りホールドですが、手法もへったくれもないような愚行に思える所業も、このようにいつか、数年後には助かるかもしれない可能性を残すという意味では、ある意味優れた”手法”なのかもしれません。
デメリットは「未来永劫続くかもしれない資金拘束」の恐怖
ナンピン塩漬けのデメリットは、もちろん「資金拘束」ですね。上述のウェッジHDのような、数年間の右肩下がり銘柄を掴んでしまったら、そこに投資したお金は、へたしたら一生拘束されて終わります。
「いつか助かるかもしれない」 その祈りだけを頼りに握り続けるわけです。恐ろしや、、、、
損切りはすべきなのか?
こうしてメリットとデメリットを並べてみると、「やっぱり損切り必要じゃないの?」と疑問が生まれてきます。
しかし、へたな損切りをするぐらいなら、塩漬けにして助かる可能性を残しつつも、他の銘柄に残りの資金を入れる。こうするのも悪くないなぁ、と思います。自分の言ってることが「めっちゃダサイ弱小投資家の思考」だとは思ってるんですよ。でも、勝算はあるんです。
克服すべきは、この恐怖だけなんです。
「死ねば助かるのに」の実践
当ブログの開設当初、アカギの名言「死ねば助かるのに」を取り上げたことがありました。
貯金500万円をじりじり減らすよりは、株式投資に全額投じてリスクを取っていこう、という旨の内容。
でもね、実際ぼくがこの5年でやってきたことは、複数銘柄にちまちま投資して、勝ったり負けたりトントンなトレードを繰り返してきただけ。「死ねば助かる」なんて遠い遠い。致命傷になるようなリスクも負わず、リスクを負わないから当然リターンも得られず。そういう、「なんのために株やってんの?」っていうオママゴトをやってきただけです。
今後のテーマは、「安全に増やす」とかではありません。「ハイリスクハイリターン」をやる。その恐怖を克服する。「安全に増やしたい」なんて、そんな都合の良い話を信じているから、いつまでたっても勝てないんだよ。
リスクを取らなきゃ勝てない。200万円から億を目指すには、大きなリスクを取らなきゃならない。
大丈夫。選んだ銘柄が全部塩漬けになったって、死ぬわけじゃない。いつか助かるかもしれない。その希望を抱きながら、死んでいけばいいじゃないか。それが、ぼくなりの「死ねば助かるのに」の解釈だ。
ダサイと思われたってかまわない。「あんたのやり方は危ないよ。間違ってるよ」って言われてもいい。そんなこと、自分が一番よくわかってる。ナンピン塩漬けなんてアホみたいなやり方、数年前の自分なら忌み嫌っていたやり方だ。でも、そこには勝算がある。勝算があるからやるんだ。
まずは全体相場の暴落待ち
さてその勝算とは。
簡単に言うと、日経平均が200日線を割るようなレベルまで下がったときに、いくつかの条件を満たす銘柄を買う。これだけ。
銘柄選定にはもちろんチャートを使う。歴史は繰り返す。チャートにその兆候が出ている銘柄に集中投資をする。上がらなければ破滅。上がれば勝ち。簡単なゲーム。
まず全体相場が暴落するまで、何か月でも何年でも待たなきゃならない。それが、この手法の最初の試練。
今は仕掛ける段階じゃない。今へたに買って暴落が来たら底が見えない。とてつもない暴落相場の初動で掴むことになる。
待つも相場。いや、待つことだけが相場。チャンスはそう多くない。おそらく今年、あと1回あるかないか。もしかしたら今年はもうチャンスがないかも。
でも、もしチャンスが来たら。臆せずに買い向かう。一生浮かび上がれないかもしれない。そのリスクを背負って飛び込む。それで散るなら本望。全力で張る。
今はただ待つ。
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